京商製の精密なダイキャストモデルです。スモールフェラーリとして作成されたディーノ206/246は308を経てこの328GTS/GTBになりました。308と大きなデザインチェンジはないものの、ボディ全体が一回り大きくなり、ホイールも大型なものが装着されました。バンパーやエンジンフードのデザインは、より512BBに近いものとなっています。鋭角的なウエッジシェイプから全体に丸みを帯びたフォルムを持つ、この328はレオナルド・フィオラヴァンティがデザインした歴代フェラーリの中で最も美しいと賞賛されています。モデルにはかなり力が入っており、スタイルの再現はもちろん、365BB/512BBでは省略されていた各エンブレム類がしっかりと再現されています。リトラクタブルライトの開閉もスムーズです。のちに京商は外箱を黒い紙箱にスチロールの中箱が内包されたタイプに変更しますが、その時代にリリースされたテスタロッサやF40などは下地処理がコストカットによって行われていなかった為か、塗装の劣化が酷いという問題があります。このモデルに関してはコストカット前にリリースされたものになりますので、塗装の状態は今でも非常に綺麗です。暗所保管品になりますので、外箱の状態も折れ、ヨレなど見られない美品となっております。撮影に伴い、ハセガワコーティングポリマーにてコーティング、タミヤモデリングワックスにて艶出しを行いました。