※品なので保証書など一切ありません。


アイバニーズ RG7620 ダークアドリアティックブルーになります。
以前に手に入れたIbanez UV7Sがギターコレクト的観点での価値が上がり始め普段使いの7弦として使いづらい世情となってきた為、比較的自由な改造や部品の消耗を伴う積極的な使用を目的として購入しましたが、家計の急変に伴う生活の困窮によって断腸の思いで出品しました。

以下、注意点です。①品なので、それなりに傷、汚れなどあります。神経質な方は入札をお控えください。②7弦ギターです。③写真に写っているもの以外の付属品はハードケースとオマケのストラップ（個人的な感想ですが、結構お洒落だと思います。白黒の市松模様です）以外ありません。

発送はゆうパックを予定しております。



以下は個人的なレビューです。参考にしてもらえますと幸いです。
今回の出品物に関しては、本当に、非常に、出品をしたくない逸品でした。というのも、3ピースネックの7620は非常にレアで、多くは1ピースメイプルネックであるか、3ピースネックにしてもその殆どが廉価版の7420である為です。
トレモロは言わずもがなのLo-Pro Edgeですし、AANJも7420と比べてエッジの少ない弾きやすい仕様です。何より、やはり日本製ギターの中では最も価格と品質のコスパが良いフジゲン製で、しかも世界初の量産モデルの7弦ギターとくれば、これはもうただ単に『日本製の7弦ギター』というだけでなく、ともすればギターの歴史に残る貴重な逸品でもあると私は本気で考えています。故にこそタイトルに『ジャパンヴィンテージ（？）』と書きましたが、私としては『ジャパンヴィンテージ！！！』とハッキリ銘打ちたい気持ちで一杯です。7弦の元祖はユニバースですが、あっちはシグネイチャーモデルですからね。こっちは誰の名前も借りていない、正真正銘のスタンダードモデルである訳です。
私がこのRG7620を手に入れた一番の理由は、ネックの細さでした。といっても、世の多くのギタリストが注視するネックの厚みではありません。指板の幅を見ていたのです。現行品は24フレットで68ミリありますが、こちらは65ミリ。たった3ミリの違いですが、それだけでかなり変わってきます。少なくとも私はハイフレットで握り込むコードを弾く場合、現行品では手を痛めてしまいますがこちらではストレスフリーに弾けます。
更に魅力的なのがメイプル/ブビンガの3ピースネックです。通常世に多く出回っているRG7620はメイプル1ピースなのですが、こちらはブビンガの補強材が入っています。見た目がスカンクストライプみたいで洒落ているというだけでなく、実はKornから『ネックが弱すぎてライブの度に折れてしまう』とクレームが入った事によって生まれた、という逸話があるそうです。そんな経緯もあってか、やはり板目1ピースが殆どの前・中期型RG7620のネックは勿論のこと、Reverbでは70万近くで取引されている初期のユニバースシリーズよりもネックの強度は高いようです。
このギターを是非オススメしたいのは、コレクターでなく7弦ギターをガンガン使いたい、けれどモダンギターよりは鳴るギターであって欲しく、極力6弦と同じ弾き心地であって欲しい・・・そんなワガママなギタリストです。
RG7620はその期待に応えるだけのポテンシャルがあると私は思っています。ちょっとハムバッカーの出音が古臭いのが玉に瑕ですが、古臭いという事はファットでウォームなサウンドである、という事でもあります。フロントピックアップをクリーンで弾けば、低音はまるでプレシジョンベース、高音はレスポールさながらです。なかなか尖ったカラーリングとボディシェイプではありますが、個人的にはメタルだけでなく、ジャズでも充分満足してお使い頂けると思っております。
是非手に取ってみてください。



その他質問などあればお答えしますのでよろしくお願いします。